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2011年2月14日月曜日

春近し

十和田での暮らしで、鳥に興味を持つようになった。
大ロングの空を優雅に飛ぶトンビやワシ、
今の時期に見られる青空の中の白鳥は特に美しい。
我が家の庭に今年も二羽のサクラ鳥が来るようになった。
全長25cmほどの灰色の鳥で、多分毎年、同じサクラちゃんが来ている。
夫婦なのか、つきあっているのか、兄弟なのかは知らない。
朝一番、小さな木の枝に4等分して種を取り除いたリンゴを差しておくと、
それを食べにやってくる。
と、数十羽のスズメ達が後ろに控えて残りを待っている。
これも毎年の光景で、ほのぼのと見ていると、
そこにカラスがやってきて独壇場となる。
リンゴ全部を持っていこうとするので追い払い、少し経つとサクラちゃんは
また戻ってくる。戻ってきたかと思うと後ろにスズメ達が控えている。
サクラちゃんとスズメ達は友達ではないかと思う。
お互い警戒心がないようだ。逆に安心しているように見える。
サクラちゃんが一通りリンゴをついばみ終えると、
スズメ達に、どうぞと譲っているように思う。
その後、スズメ達は全て平らげる。
それが今の時期、朝から昼にかけて毎日繰りかえされる。
サクラ鳥もスズメも集団で暮らす鳥だから、住まいは同じ林の可能性もある。
むむ。もしかしてスズメも毎年同じスズメ達なのか・・・
だとすると、あいつらは、他の仲間たちに内緒でいつもやってきているの
だろうか。
寝そべって窓越しに観察しながら、そんなことをくそ真面目に考えている。

サクラ鳥は、春を告げる鳥だそうである。
いち早く我が家に春を運んでくれているとしたら、
今日も一日穏やかな気持ちになる。

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